いくつかは残っていますが、夏ドラマが大分終わりになってきました。
個人的総括をしていこうかと思います。

ベタに一番面白かったVIVANT

今回の夏ドラマで断トツで面白かったのはVIVANTですね。
ストーリー、俳優、演出と穴がない作品でストーリーや規模感も
映画並みという軒並みの批評に嘘はなく、毎週楽しみなドラマでした。
続編もきっとやってくれることでしょう!
楽しみに待っています。

最高の教師〜1年後、私は生徒に■された〜は3A組を越えられたのか

タイトルの件でいうと、答えは否かと思います。
それでも現代社会一石投じるような意義のある作品だったし、
主演の松岡茉優も生徒も皆、演技が上手く、見ごたえがありました。
若干くさい部分があり、綺麗ごと感や、
都合がいいなぁと思える部分もありましたが、総合的には面白かったかな。
主人公が結構淡々と語る形だったので、
そこが3A組と少し差を分けたかなと思いました。
きっとここから数年後には、生徒役が続々と主演になったりするんでしょう。

ハヤブサ消防団は、池井戸さんっぽくない作品でした

池井戸作品のミステリーということで、どんな話かと期待してみましたが、
最後までみて見ると思いもよらぬ方向にいきましたね。
個人的には好きなジャンルではありましたが、
そこまで大きなどんでん返しなどはなく、すっと終わった感じはありました。
ベテランバイプレーヤーのおじさま方の演技は安定感があり、
安心してみていられましたが、そこも含めて少し地味な展開だったと言えるかもしれません。

期待外れ感があった作品

  • 真夏のシンデレラ
  • シッコウ
  • ばらかもん
  • 警部補ダイマジン
  • 何曜日に生まれたの(9月25日現在 放送中)

真夏のシンデレラは、月9の恋愛物という久しぶりの挑戦に、一癖あるキャスト人でしたが、可もなく不可もなくな作品でまとまりましたね。なにより、主人公のキャラがどうにも感情移入もできんし、惹かれる感じがなかったです。
唯一吉川愛が可愛かったなーという印象です。

シッコウはジャンルとしては、ありそうでなかった執行官が主人公というジャンルでよかったのと、伊藤沙理と織田裕二っていうなかなかに面白いコンビで、いい化学反応が起きていた感じはするんだけど、元々の全くの素人(犬好きの女の子)から段々と執行官にあこがれて最後には執行官を目指すっていうくだりまでが若干煩わしかったのと、犬が色々なところで絡んでくるのが、必要があったのか分からず。普通にベテラン執行官と新人執行官の二人の成長物語っていう方が各話の事件の深堀ができたんじゃないかと思いました。

ばらかもんは田舎LIFE×書道という若干地味でテーマだったけど、
のほほんLIFE系ではあるからそこまでの展開や、疾走感、テンポ感などが
もたついて感じられましたね。
それでも子役たちと主演の杉野君の絡みや、ふとした気づきなど
いい部分もあったにはあったんだけど、難しい作品だった。

警部補ダイマジンはクロコーチと同じ漫画家原作のドラマでどうしても全体の空気感とか、ストーリー自体も似た感じになっているね。
それで長瀬×生田の戦いでいうとまだ、長瀬の圧勝になっちゃう。
太鳳ちゃんも頑張ってたけど、全体的なくらいイメージが若干視聴を遠ざけたか。置いてけぼりにしてる感じはあったかもしんないです。

何曜日に生まれたの、通称ナンウマ。まだ見てるけど、いまいち話が入ってこない。野島伸司の脚本も今見るとなんか色々謎。この陣内さんの役と自分を若干被せたりしてるのかなって思ったり思わなかったり。脱落しそうなぐらいなんだかかったるいです。

意外と面白かった作品

  • こっち向いてよ向井くん
  • 彼女たちの犯罪
  • 初恋、ざらり
  • トリリオンゲーム

こっち向いてよ向井くんは、不思議な恋愛ドラマだったんですよ。
いい意味でいうと、凄く丁寧で繊細な感情の流れがあるドラマでした。
何が不思議かっていうと、全体を見て男性主人公の漫画なのに、
女性視点のドラマって感じがしたんです。
「男ってこういう感じ」「こういうことを考えてそう」
「こういう時はこうして欲しいのに!」「男ってなんでこうなの?」
っていう不満が漏れているというか、そこが妙にリアルでもあったのですが、
全体通して向井くんの憎めない不器用な感じがよかったです。
周りの評価はあんまりなのかもしれませんが、自分は好きな話でした。

彼女たちの犯罪
は最後までよかったです。犯罪ミステリーで、ちゃんと
どんでん返しがあって、ストーリーが進むごとに新事実が発覚して
とても上級のミステリーでした。
それでいて、役者も皆上手で、個人的には総じて「可愛くないけど演技が上手い人たち」が頑張っていた気がします。
あまり注目されていなかったかもしれないけど、最後まで面白かったです。

初恋、ざらりは裏1位というぐらいやばかったです。小野花梨と風間俊介の経度知的障害者の初恋の話だったんだけど、めちゃくちゃ感情揺さぶられました。
ストーリーも脚本(セリフ)も演出もよかったんだけど、特にヒグチアイの音楽がよかった。もう、段々あれが流れてくるだけで泣きそうになっちゃう。
「普通でいたかった」けど、不通に生まれることができなかった女の子の
決して綺麗じゃない、本当の初恋。物語のラストも含めてよかった。

その他の子たち

転職の魔王様は転職エージェントの話で、題材的には色々面白かったかな。小芝風花ノッテルなーって感じ。
ウソ婚、長濱ねるの演技初めてちゃんと見たけど、ちょっとくすぐったいけど、べろぼうに可愛い。菊池風磨そこまでイケメンじゃないのに、王子様演技がワロタ。
なれの果ての僕ら。漫画の方が面白かった。漫画でいいやって感じ。
量産型リコ。一作目の方が面白かった。けど与田ちゃんは天使。いちいち可愛い。
癒しのお隣さんには秘密がある。短くて分かりやすい。軽くて面白い。いいと思う。
トリリオンゲーム。序盤はたるかったけど段々面白くなってきて、意外とよかった。最後には盛り上がりを見せたしね。でも、この過去振り返る形式で見せる必要があったのかは微妙だなと最後まで思いました。

そろそろ秋ドラマスタートですね。楽しみです。